正式ホームページ：治療方針 - 井出整形外科内科クリニック

治療方針７

溶連菌感染症について

・小児で多いですが、発熱・咽頭痛（のどの痛み）・皮疹などが主な症状です。
・成人では咳、鼻水、声のかすれなどを伴う時にはウイルス性のことが多く、その場合抗菌薬（抗生物質＝抗菌薬）は不要です。
・検査は溶連菌迅速抗原キット（Ａ群溶連菌）があり、治療は抗生物質（主にサワリシン）を使用します。
・増悪すると扁桃周囲膿瘍などに発展することもあります。

●どういう時に疑うかを以下に記します。
（ご自宅で迷うようならこういうものも活用して下さい。）
・診断へのステップとしてCentor scoreというものを利用しております　（点数が高いほど溶連菌感染の疑いが強い）

＜Centor Score＞
体温38度以上→＋1点
咳がない→＋１点
前頚部リンパ節腫脹・圧痛あり→＋１点
扁桃の腫脹・浸出物（白い膿のようなものが扁桃腺に付着）→＋１点
年齢15歳未満→＋１点
年齢45歳以上→－１点
年齢15歳以上45歳未満→０点

＜溶連菌迅速抗原キットで陽性となる確率、その場合の治療＞
　0点→２～３％　⇒通常検査は行わず治療不要
　1点→４～６％　⇒通常検査は行わず治療不要
　2点→１０～１２％　⇒検査実施して陽性なら治療
　3点→２７～２８％　⇒検査実施して陽性なら治療。陰性でも偽陰性を考慮して治療を検討（Ｃ群・Ｇ群溶連菌やFusobacterium属の可能性も考慮）
　４点→３８～６３％　⇒検査結果によらず治療に踏み込む

●＜かんたん！　電話番号にリンク＞
・以下をクリックすると、そのまま電話が可能です。
　井出整形外科内科クリニック：TEL 029-219-2556 （代表）

●＜かんたん！　メールにリンク＞
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　　メール　info@ide-clinic.jp

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